芝桜はつつじよりも少し早くに咲く花です。
地面に小さな花がいっぱい広がり、花のじゅうたんのようで綺麗ですよ。
白、赤、ピンク色の芝桜が自宅の庭に咲いています。
滝上公園の芝桜動画
滝上公園の芝桜動画
日本最大級の面積を誇る芝桜公園の早朝を撮影されたものです。
芝桜を庭一面に増やす育て方【日々のお手入れ】
■目土(めつち)をすれば新根が育つ
庭の同じ場所に花を咲かせるには、株の上に土を盛って均すのがコツです。
これを目土(めつち)と言います。
土の盛り具合は茎の下半分程度を埋めるといいでしょう。
目土をすると、茎の節から新根が伸びようとするのです。乾燥からも守られます。
■老化した株は間引いて風を通す
同じ場所で育った芝桜は3年くらい経過すると老化現象で茎が硬くなります。
横に伸びた花は綺麗に咲きますが、株元の茎が硬くなってハゲた感じになります。
手直しするには、株分けや、刺し芽で苗を作っておいてから、硬い株は抜き取って、堆肥と腐葉土を加えて、用意した新しい苗を植える移植作業を行いましょう。
気をつけておきたい作業がもう一つあり、風通しを良くする為の間引きをしましょう。
これをしないと蒸れて葉が枯れる恐れがあります。
芝桜は日当たりの良い場所が適している
芝桜が元気に育つには日が葉に当たる条件が一番いいのです。花も綺麗に咲きます。
芝桜の特徴として、乾燥や寒さに強いので越冬も出来ますし、水はけが良い土地であれば、それ程心配する事はありません。
むしろ、密集して蒸れると葉が枯れるので水はけと風通しが良ければ大丈夫です。
芝桜の水やりと肥料の追加はいつするの?
芝桜への水のやり過ぎは厳禁です。乾燥に強いので土が乾いてからにしましょう。
肥料は春になって芽が出てくる時と、花が終わった時に化成肥料を少量足す程度です。
液体肥料を使うなら1週間程度の間隔をおいて2回与えれば十分です。
花つきを良くするには窒素成分の少ない肥料を選ぶといいです。
芝桜に適した土地とは?
芝桜にとって理想的な土地は日当たり良好な傾斜地です。水はけと風通しが大切です。
やや乾燥気味が一番良くて、高温で乾燥する場所だとハダニが発生しやすいでしょう。
一番良くない土地の条件はジメジメした環境だと育ってくれません。
芝桜の植え付けはいつするの?
新たに芝桜を植え付けする、または植え替えするタイミングは3~5月と9~10月です。
植え付けしたら目土して、株の間隔を15~20cmにして横に成長させましょう。
芝桜を株分けして増やそう
芝桜は株分けをしたり、さし芽をするのが簡単なので、増やしていけます。
株分けのタイミングは花が散った6月か9~10月にしてあげましょう。
株分けの方法は茎から根が生えていますので、親株から適当な箇所で切り離します。
6月ならまだ暖かいので、意外と丈夫な花ですから、手でブチっとやって土にポンって置いても根付いてしまうくらいです。
刺し芽の方法は先っぽから5cmくらいの長さで茎を切って、葉を下1/3は取ってしまって土に挿し込むだけです。
芝桜につく病害虫に注意しよう
夏が一番注意が必要で、乾燥した状態で高温になるとハダニが発生しますので、簡単な対策はじょうろで水まきをするだけでも葉につかなくなります。
水まき以上の対策は色々とありますが、「粘着くん」「ベニカベジフルスプレー」「ベストガード顆粒」などを利用するの一考です。
まとめ
芝桜は日当たりが良く、水はけもよく、風通しが良ければ綺麗に咲きます。
そんなに肥料も必要ありません。
丁寧に目土をすれば増やす事も容易でしょう。
芝桜を庭一面に増やす育て方は、それほど難しくないので花の絨毯を楽しみましょう。