茶道で茶花や炉を拝見する所作の順番と躙口の入り方

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◆躙口から入り拝見する作法を確認する

(01)踏石の上で屈み、躙口の板戸の手かがりに手を入れて真ん中まで開ける。
(02)手を変えて逆手にして最後まで板戸を開ける。
(03)扇子を入口から10cmの畳に水平に置き、
その手前に両手をついて顔も少し入れて茶室を覗く。
(04)扇子を更に奥に置き直し、両手を拳にして頭からにじって入る。
(05)草履を踏石に残して脱ぎ、膝頭を入口から畳の上を滑らせて入室する。
(06)扇子を置き直して向きを変えて躙口を正面にする。
(07)この時、扇子は右膝横に脚に水平に置く。
(08)躙口から手を伸ばし脱いだ草履を取って底を合わせる。
(09)既にある亭主の草履の上に、自分の草履を重ね置く。
(10)扇子を置き直して向きを変えて躙口を背にする。
(11)右手に扇子を持ち右膝から立ち上がります。
(12)床の間前に座り真のお辞儀をする。
(13)掛物を拝見する。
(14)花と花入れを拝見する。花魁草
(15)拝見後に真のお辞儀をする。
(16)扇子を右手に持ち、左膝から立ち上がります。
(17)向きを変えて左足で畳の縁を跨ぎ、かぎ畳を左足で跨いで踏込畳に進みます。
(18)畳の敷合わせを右足で跨いで点前座に座ります。
(19)炉の手前に扇子を置き、釜、炉中、炉縁を拝見します。
(20)水指、茶入に向き直り、手前に扇子を置いて拝見します。
(21)左膝から立ち上がり、躙口横を仮座にして座り、扇子は右膝横に脚に水平に置く。
(22)末客が床の間の拝見を終えて立ち上がったら、
左膝から立ち上がり、床の間の正客の席に座ります。

◆次客の入室するタイミングは?

(1)正客が床の間の拝見を終えた時に、次客が入室します。
(2)既に板戸は開いているので、踏石に屈んで扇子を畳に置いて入室します。
(3)正客と同じ拝見手順で、正客の隣に仮座します。

◆末客は躙口を閉める役割がある

(1)末客は草履を重ね置きした後で扇子を膝前に移して、逆手で板戸を閉め、
中央まで閉めたら手を入れ替えて建付けに手が当たるまで閉めます。
(2)最後に逆手にして指先で少しだけ音を立てて締切り、鍵をかけます。

◆四客、末客は仮座に座らない

(1)三客まで仮座に座り、四客が点前座の水指、茶入の拝見を終えたら、
末客が点前座の拝見を終えるので、末客が床の間で立ち上がったら、
仮座の正客も立ち上がります。
(2)次客は正客が立ち上がったら続いて立ち上がります。
(3)三客は次客が立ち上がったら続いて立ち上がります。
(4)四客は三客が立ち上がったら続いて立ち上がります。
(5)正客から四客は自席に進んで正座します。
(6)末客は拝見が終わったら自席に座ります。

Poser10で躙口の入室アニメを作る注意点

○正客は躙口を開けるが次客以降は既に開いているので開けるアニメは正客のみ。
○にじり入るアニメは共通。
○草履を重ねるアニメは共通だが重ねる草履は全員が別になる。
○末客のみが板戸を閉めるアニメが必要。
○閉めるアニメは膝前に扇子を置く所作から始まる。

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