シアバターの原産地はアフリカ諸国ですが、現地では傷の手当て及び消毒の用途でも使われています。昔から天然クリームとして、食用油として、万能薬として愛用されています。
シアバターは保湿効果と抗酸化効果があるといわれ、美容製品の原料に使われる様になってきました。
シアバターの成分は傷跡やニキビ跡の回復を促進する有効成分が入っており、新陳代謝が促進され、皮膚の再生を助けるといわれています。
シアバターの人気の秘密を探る
シアバターの保湿効果と抗酸化効果によって、品質のいい美容製品が作れると解ってきた天然の植物油脂です。
肌に塗ると、その親水性で柔らかくなり、保湿が維持されてかさつきません。
肌の健康な状態を保てるので、美容業界で注目のエイジングケアに役立つとして、色々な種類の化粧品の原料として人気が出ているのです。
シアバターの原料はアフリカにしか自生しないシアの木の種子から採取され、現地の伝統的な製法でシアバターとなります。
暑い気候の現地では1000年以上も前から、乾燥から肌を守る天然保湿クリームとして愛用され、赤ちゃんのへその緒のお手入れ、傷や火傷のお手入れ、紫外線からの保護と様々な場面で愛用され続けてきたのです。
傷跡への使用方法とその効果の理由
シアバターの主成分はオレイン酸とステアリン酸ですが、微量成分としてカロチノイドとトコフェロールが入っています。
カロチノイドは皮膚や粘膜の再生に役立ちます。トコフェロールは天然のビタミンEで酸化防止効果があって、皮膚の血液循環を助ける働きがあります。それと皮膚の保護と老化防止の助けにもなるのです。
また、トリテルペンアルコールの親水性で肌が柔らかくなります。
傷の回復を助ける成分はアラントインで、火傷の手当てに使われたり、肌荒れを防いでくれたりします。
使用方法は患部に塗るだけです。傷の修復が助けられ、赤ちゃんの肌にも優しいヒーリング効果も期待できます。
また、皮膚の血液循環と細胞の再生にも作用するので、傷痕の細胞が新しくなるのが助けられ治癒につながるといえるでしょう。
クレーター形状のニキビ跡でもシアバターは役立つのか?
ニキビを爪で引っ掛けたりして間違えて潰してしまうと、その後が陥没したクレーターの形となって傷跡ができてしまうのです。
こういった傷跡は細胞も硬くなっていて、なかなか元の柔らかい肌に戻らないのですが、細胞がもつ本来の修復機能を補う為にシアバターを使うといいでしょう。
ニキビが同じ箇所で発生して細胞が傷つくと新陳代謝が悪くなり、固いクレーターの様になってしまうのです。
シアバターには肌の血行改善を助ける有効成分があり、皮膚や粘膜の再生を助ける成分も入っているので、ニキビ跡が元の柔らかい肌に再生する力があるといわれます。
シアバターの肌を乾燥から守る性質がニキビ予防に役立つので、水分バランスの良好な顔の肌が維持される事でしょう。
自然の成分が体内の本来の力を活発に補助してくれるおかげで、傷跡やニキビ跡が綺麗な肌に戻るのも助けられるのです。