◆縁高のお菓子を頂く手順を確認する。
(01)正客は次客に「お先に」と挨拶する。
(02)正客は縁高をおしいただく。
(03)一番下の段を残して、上の段を持ち上げ反時計回りに45度ずらして置く。
(04)黒文字を一本取って一段目に入れる。
(05)上の段を次客に送る。
(06)次客は三客に「お先に」と挨拶して正客と同じ様に縁高をおしいただく。
(07)正客は懐紙を懐から出して膝前に置く。
(08)黒文字を主菓子に刺して懐紙の上に取る。
(09)主菓子から黒文字を抜いて手前に置く。
(10)縁高の中を小さく折り畳んだ懐紙を使って丁寧に拭き清める。
(11)拭き終った紙は左袖の袂に入れる。
(12)縁高を拝見する。
(13)拝見した縁高を次客に送る。
(14)懐紙ごと主菓子を持ち上げて、黒文字で主菓子を切って食べる。
(15)その懐紙で黒文字を拭き、左袖の袂に入れる。
(16)残りの懐紙の間に黒文字を挟んで胸元に懐中する。
茶道の濃茶点前で主菓子で出す和菓子「岩根のつつじ」の作り方
このお菓子は「新緑の山の中に鮮やかな赤いつつじ」を表現した和菓子「金団」です。
黒い粒あんのあん玉を包むように、そぼろあんを箸で丁寧につけていきます。
全体は緑色のそぼろあん、3カ所に赤色のそぼろあんでつつじを表現します。
つつじの花弁は5枚なので星形に見せると綺麗なお菓子になるでしょう。
ブレンダーで和菓子と縁高をメッシュで作成すると…
ブレンダーで作る物は金団、半分の金団、黒文字、懐紙、折り畳んだ懐紙、縁高、分割された縁高です。
黒文字で半分に切った時に中の黒あんが綺麗に見えるようにするのと、半分食べた時に残り半分が懐紙の上にあり、それも食べると懐紙の上に食べ痕のあんの汚れが少しあるのが自然でしょう。
プリム数を気にしないなら、縁高は一段1プリムで作成し、黒文字も一本1プリムで作成すればいいですが、透明な状態で5人分配置するのと、隣に縁外で送る時に畳に置くので、5人分増えますし、縁高を45度回転した状態でも配置するので、更に5人分増えます。
縁高の中に盛り付けた主菓子も1プリムで作成したとして、5プリムを消費します。
茶道口の外に置いてあるのを持ち運び、正客の前に置いてから、末客が空き容器を重ねて、茶道口点前に戻すのです。
縁高は蓋もあるので6プリムになります。
単純計算で合計するとそれぞれ、縁高が62プリム、黒文字が50プリム、主菓子が5プリムとなり、全部で162プリムを消費します。
縁高の上に乗せてある黒文字も同じ数だけあるので、土地のプリム消費を抑える為には、ブレンダーでメッシュで作成して出来るだけ少ないプリムで、テクスチャーの表示非表示で切り替えるのが理想的です。