クリスマス、忘年会、新年会とお酒を飲む機会が連続でやってきます。
飲んでいる時は楽しいですが、その後の二日酔いが地獄ですね。
「二日酔い」にならずに済む予防法が功を奏せば問題ないですし、辛いながらも解消出来れば、出来るだけ即効性のある方法を知っておきたいものです。
●「二日酔い」の原因と症状とは?
二日酔いは実はまだ完全に解明されてはおらず、原因がこれこれで対策がこれこれですとは言えないのですが、今のところ有力な情報を書いておきますね。
お酒を飲んで10時間くらいすると「吐き気、だるさ、頭痛、下痢」などの症状が出ますので、これが二日酔いです。
肝臓がアルコールを分解するとアセトアルデヒドになり、これは毒性があります。
しかしどうやらこの物質が更に分解された酢酸が原因だろうと言われています。
肝臓が頑張って分解してくれると二日酔いは免れますが、ギブアップしてしまうほど飲むともうアウトです。
●二日酔いの予防法ってあるの?
飲み会に出かける前に簡単に出来る予防法があるのです。
年末に近くなるとテレビでも何度も見ますが、「ウコンの力」とか「ヘパリーゼ」などのドリンク剤を飲むのは皆さん一度は試しているはずです。
このドリンクは肝臓が活発になる栄養がたっぷりと配合されている訳です。
コンビニでも簡単に買えるので便利ですね。
もう一つは、飲み会の店に行く前にファーストフードでも何でもいいので軽く食事をとりましょう。空腹の胃にダイレクトにアルコールを入れると吸収が速くなります。
●お酒の飲み方で対処する予防法はあるのか?
飲む時の注意点を3つ守ってもらえるとかなり二日酔いが予防されます。
【予防法1】「水を同量飲むべし」
まずなんといっても水を飲むのが一番いいのです。
お酒を飲んだ直ぐ後くらいには必ずトイレにいくと思いますが、思っているよりも多くの水分塩分、カリウムが失われているのです。
翌朝に冷たい水が飲みたくなるのは、この理由なんですね。
お酒を一杯注文したら、お水も一杯注文しておきましょう。
一緒に飲むだけでかなりいいですよ。
【予防法2】「つまみはこれを食べるべし」
お酒ばかり飲んではいけません。つまみも食べましょう。
どんなつまみがいいかというと、アルコールの吸収を遅らせる為に消化しにくいタンパク質と脂質の多いメニューを選びましょう。
チーズとか唐揚げなんかは定番ですね。
最近話題のトマトメニューもいいです。血中アルコール濃度が下がると噂です。
【予防法3】「飲む酒の種類はこれにすべし」
「コンジナー」という物質がどうも二日酔いになりやすいようでして、色の濃いお酒の種類に多く入っているみたいです。赤ワイン、バーボン、ウイスキー、ブランデーなど。
色の薄いお酒は、白ワイン、ホワイトラム、ジン、ウォッカなどです。
このコンジナーはチャンポンすると強烈に作用するのでやめておきましょう。
もうひとつやめておきたいのが炭酸割りです。炭酸水はアルコール吸収の速度を上げるみたいですから、ソーダ割りは出来れば避けましょう。
●「二日酔い」で苦しくなったら解消法を
予防法をやってはみたものの二日酔いになってしまったら解消法を試しましょう。
まずは何をおいても肝臓に頑張ってもらいたいので横になって休みましょう。
【解消法1】「水分補給はこれを飲め」
二日酔いになってしまった後に飲むのは水ではなくてスポーツドリンクです。
身体に必要な電解質やビタミン・ミネラルも補給する必要があるからですね。
【解消法2】「必要な栄養食を食べよう」
二日酔いの翌朝に食事は取りたくないでしょうが、胃の中にアルコールが残っている状態を避ける為にも何とかして食べた方がいいのですよ。
昔からいいと言われているのが「しじみのみそ汁」で、タウリン、ビタミンB12、タンパク質の栄養が肝臓の働きを良くします。
「しじみ習慣」というサプリメントでもいいでしょう。
果物の柿、グレープフルーツもいいですね。
チーズは吸収しやすいタンパク質です。
緑茶のタンニンもいいですね。
【解消法3】「汗をかいて代謝を高める」
水分補給をしながら汗をかけば、血中アルコールの分解が早まるので、飲酒した翌日の軽い運動やお風呂に入るのもいいでしょう。やり過ぎは逆効果ですし身体の負担になります。
飲み会を楽しむには賢くお酒と付き合うのがいいようです。