「神父と牧師は何が違うの?」と聞かれて、はて?なんて答えよう??
かなり素朴な質問をされると明確に答えるのが意外と難しいですね。
今の時代はパソコンで検索するより、スマホで検索する人が多いかもしれません。
大抵の事はブログやホームページ、Wikiペディアに出ていますからね。
結論だけ簡単にいうと宗派が違うのです。
「ウェディングドレスで結婚式をしたい時に宗派は関係あるのか?」
これも中々明確に答えるのが難しいので、まとめてみました。
神父と牧師のキリスト教の宗派の違い
一言で言うとカトリック教会では神父で、プロテスタントは牧師です。
神父様は、カトリックの司祭を尊敬の気持ちで呼ぶ呼び方です。
カトリック教会の職務は司教、司祭、助祭の位階があります。
プロテスタントの牧師さんは、信徒を牧会する教会担任教師になります。
牧師に権威はないので、伝道師として役割があるに過ぎません。
プロテスタントの教会では、牧師の職名を敬称で呼ぶ時に「先生」と言います。
先生ですので、聖書の教えを説いたり、聖礼典を執行したりします。
例外はありますが、神父様は独身の男性に限られ妻帯不可ですが、牧師先生は結婚もできます。女性の牧師さんもいますし、ご夫婦共に牧師さんもいます。
カトリックとプロテスタントの違いは?
カトリック教会は、ローマ教皇を総代表者として司教、司祭、助祭という階層構造が出来ています。
カトリック教会では、信仰対象がイエス・キリスト以外にマリア信仰や各種聖人への信仰も重要視しています。
その為、カトリック教会にはキリスト像もマリア像もあるのです。
それに比べてプロテスタントは階層構造を持ちません。
牧師の定義すら様々な宗派に分派しているので異なっています。
聖書の教えを信徒に伝えているので、信仰対象は聖書であり、牧師はそれを広める役割を持っているにすぎません。
プロテスタントは、これまでのカトリック教会に抗議して出来た新しい宗派なのです。
カトリックの形式に合わせていない部分があり、お祈りの後に十字を切ることもありませんし、マリア信仰、各聖人信仰も行いません。
ウェディングドレスの結婚式はキリスト教徒でないとダメ?
結婚式を行う上での違いは、カトリック教会は、信者同士か新郎新婦の片方が信者でなければ結婚式は挙げられません。
カトリック教会の結婚式はミサの中で行うので、信者同士の結婚式ですと聖体祭儀が行われます。
片方が信者であれば、ミサ以外の結婚式の部分だけを行うのです。
結婚指輪に聖水をかけて、十字をきり祝福をします。
プロテスタントは、信仰の有無を問わず、誰でも式を挙げられます。
プロテスタントの結婚式は、一般の結婚式場のチャペルで行う形式と同じです。
信者でなくても式を行えるのがプロテスタントですから、教会の外でも式は挙げやすいのです。
牧師さんに式を執り行ってもらうには、事前に教会に行って面談、礼拝などに参加しましょう。キリスト教について学んだ上で式を執り行う流れになります。