風炉の釜から柄杓で湯を茶碗に注ぐアニメーションを作成するだけでも、難しい作業がいっぱいありました。
お手本になるDVDを秒単位で動作を分割してキャプチャーして準備し、動作順のメモを見ながらPoser10で作成します。
Poser10でアニメを作成する前に、セカンドライフにある釜と茶碗の位置を測定したオブジェをインポートしなければサイズも解りませんし、距離も解りません。
セカンドライフでメッシュ柄杓の作り方にはこんな方法もある
SkechUp2014というソフトで、.daeファイルで開いてから、.objファイルにエクスポートしておきます。それをPoser10で開いて、ソフトの中の正座した人の前に置くのです。
セカンドライフから.daeファイルで取り出すにはFirestomeビューアーを使うのです。
やり方はオブジェを右クリックして詳細を2回押してからSave as、colladaからSave asで保存する。
SkechUpで開いたオブジェを測り直しても同じ大きさでしたが、Poser10で開いた時には、およそ4倍の大きさがありました。
25%縮小してからアニメ作成に取り掛かりました。
柄杓はスケッチアップを使ってメッシュオブジェを作成できる友人に作成依頼をしました。
現段階ではBlenderをインストールしているので作り直す予定です。
セカンドライフのスクリプトで柄杓を取ったり置いたりする方法
柄杓で湯を注ぐスクリプトは、以前に作成した「蹲踞」でのスクリプトを模範にして作っていきました。
スクリプトはllSayを使って、llSetTextureで透明テクスチャを切り替えてmessageでテクスチャを指定する事で、釜の上の柄杓を手に持つ切り替えを実現させています。
スクリプトが動作しないトラブルがありましたが、別の友人にも相談して解決しました。
正座する為の板に座る事によって、湯を注ぐアニメが動作するスクリプトが完成されて、主催者がお茶会イベントを開催しました。
お茶会終了後に操作性の改善をする為に、柄杓を手に持つと動作するスクリプトに変更して、アニメ動作時間も調整してなめらかな動きで湯を注ぐ改良に成功しています。
まだ改良の余地があるのが、「置き柄杓、引き柄杓、切り柄杓」の綺麗な手の動きが再現出いていない点です。
手もMeshで作成して、柄杓を釜に預けた後に合を支点にして自然に手の中で回転させて、そっと手を離すには、アニメに合わせて柄杓を回転させる必要があります。
更に付け加えたいのが、柄杓の合を傾けて湯を注ぐ時にパーティクルで湯が茶碗に流れる様も見せたいのと、「ちょろちょろ」音も一緒に出したいものです。