一般的な茶筅は白竹で作られます。
高級な茶筅では煤竹が使われます。
また、新年に使うのに青竹の茶筅もあります。
穂先の本数が120本、100本、80本等があります。
使い終わったら、水でお茶を綺麗に洗い流して、
穂先の広がりを保つ為の茶筅直しに逆さまして水屋で保管します。
新品の茶筅の穂先はカールしていますが、これは穂先の保護と見た目が綺麗だというだけで、水洗いして湯を通すと先が伸びるので、実際に茶室で使う茶筅は穂先は伸びています。
点前で茶室に運ばれる時は茶碗に茶巾と共に入れて、茶杓も乗せて持ち込みます。
茶碗から畳に置く茶筅の場所は炉も風炉も茶入の右側です。
茶筅通しのアニメを作成する必要があります。
濃茶の茶を点てる所作は途中で茶筅を茶碗左側に傾けて置き、
左手で軽く持ち上げて、柄杓で穂先に少量の湯をかけます。
更に茶を練ってから、茶筅を引上げて茶碗を縁外に出します。
「おしまい」の時に茶筅通しをしますのでアニメ作成が必要です。
その後、茶巾を茶碗に入れ、茶筅も入れ、茶杓は清めてから置きます。
その茶碗を水指前に置き直します。一連のアニメも必要です。
ブレンダーで茶筅を作る時の注意点
メッシュで茶筅を作ると客との距離がある為に、表示が歪んでしまう事が珍しくありません。
穂先を1本1本作成するよりも緩やかな面に細い竹のテクスチャーを綺麗に貼り付ける手法を選ぶと表示崩れを防げると思われます。
使うテクスチャーは「穂先、茶滲、かがり糸、節、軸」です。
穂先と茶滲は同じテクスチャーでも間に合うかもしれません。
サイズは幅5.5cm、高さ10.3cm、軸直径1.8cm、軸高さ4cm。
これを1.5倍するので、幅8.25cm、高さ15.45cm、軸直径2.7cm、軸高さ6cm。
自然に見せるには、茶を点てた後に置いた茶滲にお茶の緑色が少し染まっているといいでしょう。
更に、おしまいの最後の茶筅通しをした後で緑の滲みが消えているといいですね。
Poser10で茶筅を使うアニメを作る
点前の中では象徴的なシーンなので、一番手間をかけて作成したいアニメです。
茶筅を手に持ち、手首を振って茶を点てるアニメはありましたが、指先で握って、茶碗の湯の中に穂先が入っている状態まで克明に再現されていませんでした。
薄茶点前と濃茶点前では点てる手の動きにも違いがあるので、お手本DVDをコマ送りで分析して念入り作成したい所です。
茶筅通しのアニメは時間も短いし、動作も穏やかなので難易度は低いでしょう。
更に完成度を上げるなら、かき混ぜる音と茶筅通しの時に茶碗に置いたコツンという微かな音を出せると最高です。